1986-10-28 第107回国会 衆議院 環境委員会 第2号
また東京都の調査では、幹線道路に近いほど呼吸器の有症率が高く、女性の肺ガンと窒素酸化物のかかわりが高い、というショッキングな結果も出ている。つまり大気汚染は、その発生源が煙突から道路に移動したわけである。「もう公害は終わった」と、基金を出すだけでは“免罪符”にはならない。大気汚染をめぐる新たな局面に向かって、行政、産業界の真剣な取り組みを望みたい。」ということになっております。
また東京都の調査では、幹線道路に近いほど呼吸器の有症率が高く、女性の肺ガンと窒素酸化物のかかわりが高い、というショッキングな結果も出ている。つまり大気汚染は、その発生源が煙突から道路に移動したわけである。「もう公害は終わった」と、基金を出すだけでは“免罪符”にはならない。大気汚染をめぐる新たな局面に向かって、行政、産業界の真剣な取り組みを望みたい。」ということになっております。
この調査に関連をいたしまして、瀬良好澄さんという国立近畿中央病院の名誉院長さんが、「肺組織の中に石綿の結晶物質が多く見られ、暴露歴がはっきりしていることから、石綿による肺ガンは間違いないだろう。低濃度の暴露でも、肺ガンや悪性胸膜中皮シュを引き起こす可能性はあり、今回の肺ガン多発の事実から、全国的に実態調査をすれば、潜在患者がもっとたくさん見つかるだろう。
「西群馬の六十年度整備は、肺ガン・肝臓ガン等の機能強化を計るものであり、長寿園を受け入れるためのものではない。」こう言っているのです。これは一体どうなっているのですか。 私はここで一問一答を繰り返しませんけれども、国立病院・療養所統廃合のための基本指針の特徴というのは、国立病院・療養所が地域医療、一般医療、基本医療から後退をして高度専門医療に限定しようとしておる、そこに特徴があると思う。
そこで、その次の図は「喫煙本数別にみた喉頭ガン肺ガンの死亡比」ということでありまして、一体一日に何本吸っているとどういう結果が起こるかという資料であります。これはいずれも男性でありますが、喉頭がんの一日喫煙本数別に見た資料の図3というのを見ますと、吸わない人が一に対して一日二十五本以上吸っている人は九八・六、ほぼ百倍の死亡率があるわけです。
「わたしは亭主を九五%は死亡する肺ガンで失いたくないから禁煙させようと焦っているんです。わたしの愛と誠意を侮辱なさるのですか」と険のある目でにらんだマダムがあった。肺ガンと関係のあるのはシガレットだけで、パィプも葉巻も刻みも嗅ぎタバコも噛みタバコも一切肺ガンに関係はない。
コロラド州にあるわけですけれども、コロラド州の保健局のジョンソン博士という人が出しているデータでございますが、その周辺のAB二地点において白血病と肺ガンの発生率を調べていると、最近この二、三年の間に統計的にも有意と思われる白血病あるいは肺ガンの増加が見られてきているという報告があります。
たばこによる肺ガンが問題になっていますが、「粉塵」ひとつとってみても、全身の毛穴からどれだけのニコチンが体内に入り蓄積し、体に悪影響を与えていることか。 全専売労組の調査で「職業病的疾病」の者が全国で五百四十七名とされており、その実態は鳥栖工場の集団検診の結果にみられる通り、もっと深刻なものと思われます。
これは非常に微量のプルトニウムを吸い込みましても肺ガンの発生率が非常に高いという仮説でございますけれども、これはわが国及びわが国以外の外国の専門家の意見によりましても非常に少数意見でございまして、非常に疑問の多い仮定に基づいた考え方であろうというふうに言われております。
また久留米では、農薬工場の周りに同じ円形に肺ガンが増加しているというデータをもって訴訟が行われております。農薬は、食べる消費者にとって大事であると同時に、農薬を使用する人にとって、非常に大きな健康問題の重要な種になることを、これは指摘しております。 だから、私はここではちょっと論議がしにくいのでありますけれども、いま農林大臣に伺ってみます。農林大臣にお答えいただきます。
それを扱い込んで肺にくっつきますと、非常に高い確率で肺ガンが発生するということはいままでもしばしば指摘されておったわけでございますが、それの許容量については非常に不確かな面がございました。
これはこまかいことを言いませんけれども、五十グラムのプルトニウムのなにをちょっとばらまきますと、三億人に対する肺ガン発生の危険が出てくるという勧告をしているわけですよ。ですから、いま非常に微量なものだからいいのだということには、なかなかならないと思うのです。
非常に重要な問題になってきますが、タンプリンさんの説によりますと、これは〇・〇一四ピコキュリーの段階で肺ガンを起こすということがいわれているのですよ。ですから皆さんが言うように、ピコキュリーなんてどうでもないということではなくなってくるのです。これは時間がありませんから多く申しませんけれども、私は、放射能の問題についての線量規定問題は非常に重要だと思っておるのです。
窒素酸化物は、その身体に対する影響を見ると、肺の奥のほうにまで達して、肺胞をおかし、肺気腫、肺ガンの原因となることが、労働災害の症例や大阪府の衛生研究所のネズミの実験などで証明されております。また、全国の六地域で行なわれた主婦に対する調査によりましても、窒素酸化物の汚染濃度の高い地域では有症率が高くて、この調査をもととして環境基準〇・〇二PPMが定められております。
それで、昭和四十五年の十月ごろ集団健診で胸中に異常があるということを発見され、昭和四十七年の三月二十九日に千葉大学で診察を受けたところ、左のほうに肺ガンの疑いがあるという診察を受けた。
○渡邊(健)政府委員 先生御指摘のように、たしか昨年でございましたか、八幡工場のコークス炉の業務に従事していた方に肺ガンが多数発生いたしまして、業務に起因するものでないかどうかということが大きな問題になりました。私ども、専門家を委嘱いたしましていろいろ検討していただきました結果、八幡で起きました方々については、その多くの方が業務上である、こういう認定をされたわけでございます。
すでにコークス炉工場において肺ガンの職業病の認定を六名していただいたわけですから、これは当然、少なくともこのコークス炉に働いておる人あるいはかっておった人、これが離職をして健康管理手帳の発給の申請をしておるわけですから、この方については、どうですか、もう交付をされたらどうかと思う。全体的に調べられておると時間がかかりますね。
そこの職場から肺ガンが六名出たということを労働省が認定したら、その職場におった人が離職をして交付の申請をしておったら、それは発給すべきじゃないかと私は思うのですがね。それを、いろいろの工場を調べて、そして研究しましょうというのでは、ちょっとおそきに失する。現在、すでに御存じのように、定年も間近な人で肺ガンの認定を受けた人があるわけでしょう。
肺ガンの発生率も日本では一番高くなったのです。ですけれども、一年間通算してみたら、まことにいい環境になっているのです。半年間薄められるからです。なぜ五カ月間を基調にしてはっきりしたデータを、人間のからだに当てはめ、健康に当てはめて対策を練らないか、練る必要こそあるじゃありませんか。 いま苫小牧の場合も同じなんです。冬場の場合は風も違う、測定点も違う、全部違うのに、そのデータが抜けてしまっていた。
アメリカの原子力発電所の設置地域で、肺ガンの発生率が、その周辺では三十何%あるいは何か距離をおいたところでは百何十%とか多いという実績が出ておるというお話でございました。ところがですね、私はこの自然界の中にも、日本でも四十何ミリレムから百数十ミリレムまでいろんな差異がありますし、それからインドのあれはバザール地方でしたか、一千ミリの放射線が自然界にある。
外科的に両手がないとか両手が切れたとか、あるいは目が見えない失明したとか、視力障害があるとかいう機能障害がはっきりしている場合はいいわけですけれども、内科的な疾患で、たとえば広島、長崎等で警防団員や医療従事者で原爆症だ、白血病だ、あるいは肺ガンである、あるいは肝臓の機能障害がある、そういうふうなことで、たとえば白血病等は四千数百人も認定患者がいるわけでありますが、内科的な疾患について、障害年金の特別項症
たとえば北海道札幌、私の居住地、あそこは冬場だけばい煙によって肺ガンの発生率が高いのです。春から秋まで、これはもう空気がよくて、さっぱりないのです。一年平均とってみたら、全部いい数値が出るのです。冬の間は、雪祭りやっても四日か五日で、雪がまっ黒くなるほど汚染されるのです。それが冬の実態なんです。薄めてしまって、それでいいんだ、こういうような考え方は私どもは賛成するわけにはまいりません。
たとえば東京の環状八号線などでは肺ガンが周辺で多発をしておるというふうな報告もあるわけです。こうした問題についても、ひとつ徹底した調査をして、抜本的な対策を講ずるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
たとえば肺ガンなんかの場合には、これはレントゲンの単純撮影だけでなしに断層写真もとらなければならぬだろうし、そこに関節炎とかリューマチというような病名が書いてあるけれども、上には検査項目に骨関節のレントゲン写真がない、こういう矛盾があるし、現に地方の医療機関ではこの点で困っておるわけなんです。